混戦続くセ・リーグ ”新戦力”の存在感に球界OBも熱視線 黄金ルーキーは「また戻ってくる」と見込みも

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筒香が加わったDeNA打線は他球団の脅威になっている(C)産経新聞社

 セ・リーグは各球団とも、消化試合数が4分の1にも届いてきている現在、1位から6位まで僅差での争いとなっている。

 4月下旬から5月10日までは、昨年の覇者である阪神が首位を走っていたものの、11日に4連勝を達成した巨人が今季初めて単独首位に躍り出た。だが、ソフトバンクが2位以下との差を広げつつあるパ・リーグとは大きく異なり、6球団がダンゴ状態となっている今季のセ・リーグは、まだまだ予断を許さない状況が続いていくことは間違いないだろう。

【動画】帰って来たハマの大砲!筒香嘉智が逆転3ランを放つシーン





 また、セ・リーグではDeNAや中日も4月中に首位の座につくなど、昨年までとの違いを示しており、いずれも話題性のある新戦力の活躍が目立つ。DeNAはルーキーの度会隆輝が開幕以降、リードオフマンとしてスタメンに定着。さらに日本球界復帰を果たした筒香嘉智が1軍登録となったばかりの5月6日のヤクルト戦でいきなり決勝本塁打を放つなど、大物ぶりを発揮している。

 中日も巨人から加入のベテラン中田翔が主軸として期待通りのパフォーマンスを披露しており、昨季までチームのウィークポイントとなっていた打線に狙い通りの厚みを加えることとなった。

 ここまで、注目度が高まっている両チームの打線には、球界OBも関心を寄せている。セ、パ両リーグで20年以上の現役生活を送り、最多勝タイトルの実績を持つ下柳剛氏がYouTubeチャンネル『柳に風』の中で、それぞれのチームの新戦力の活躍について語った。

 5月10日に配信となった動画の中で、下柳氏はセ・リーグ各球団の打線について言及する内容となっており、DeNAと中日には主に新加入選手についてコメント。元メジャーリーガー入団で話題となっているDeNAには、牧秀悟、宮﨑敏郎といった右の強打者とともに左の筒香がラインナップに加わることで、「えらいことになっている」と戦力層を評しながら、「筒香君がはまって機能したら得点力がまた上がる。あの打力は魅力」と説いている。

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