敗北を知って、カリスマは蘇る 朝倉未来が茫然自失の平本戦から死に物狂いで磨いた“技術”「俺は逃げたことないんで」【RIZIN】

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鈴木との攻防で主導権を握ったまま、勝ち切った朝倉。(C)RIZIN FF

 熱狂を生んだ東京ドームでの大一番は、自信を深める一戦となった。

 5月4日に東京ドームで行われた格闘技イベント「RIZIN 男祭り」で、朝倉未来(JAPAN TOP TEAM)と鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)が5分3ラウンドのRIZIN MMAルールで対戦。3ラウンドで朝倉がTKO勝ちした。

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 敗北を知って、カリスマは強くなった。チケット完売の超満員となった会場の熱視線を集めた32歳は、直近2戦2敗と不退転の覚悟で挑んできた鈴木を相手に、磨き上げてきたMMAで応戦。序盤に両足を狙っていったテイクダウンを成功させると、そこから完全に主導権を握った。

 相手は打撃に秀でた元王者だったが、「だいぶ見えていた気がします」という朝倉は動じずに試合を遂行。グラウンドの攻防から抜け出そうとする相手をコーナーサイドに押し込み、機を見てはトップポジションから鉄槌や肘打ちを繰り出し、優位に推し進めた。

 試合は打撃による攻防の中で左まぶたから出血した鈴木がドクターストップをかけられるアクシデント的な決着を見た。ただ、その結末以上に執拗にグラウンドの土壌に持ち込ませた朝倉の“執念”が際立つ一戦だった。

「とにかく泥臭くても絶対勝つと決めていた」

 試合後の会見で安堵の表情で浮かべた朝倉。リング上で茫然自失となり、「引退」も口にした平本蓮との試合から約9か月。己を見つめ直し、「自分のテイクダウン能力が思ったよりも上がっていた」と自分でも驚く成長を遂げた。

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