DeNAの快足コンビが侍ジャパンを牽引! 機動力で流れを変えたオランダ戦のターニングポイント

森の足がチームに流れを呼び込んだ(C)産経新聞社
3月6日、野球日本代表「侍ジャパン」 はオランダとの強化試合に9-0で勝利。2連勝を飾り、フレッシュな選手たちがそれぞれにアピールした。6日の試合、侍ジャパンは毎回ランナーを出すもなかなか点に結び付けられない苦しい展開。そんな流れをガラッと変えたのは、昨シーズン26年ぶりの日本一に輝いたDeNAの若手の“足”だった。
【画像】侍ジャパンに勝利呼び込む!人気アイドル・黒見明香さんの始球式
5回表、先頭打者の森敬斗は四球で出塁すると、次の太田椋の打席の5球目にスタート。盗塁を成功させ、太田のファーストゴロの間に三塁まで進む。そして、佐藤輝明がライトへの飛球を放つと、ライトのディダーが落球して悠々と先制のホームを踏んだ。佐藤の当たりも犠牲フライには十分な飛距離だったため、「相手のミス」と言うよりは、森の走力が奪った先制点と言える。
この回、足で魅せたDeNAの選手はもう1人いる。侍ジャパンは先制点をマークした後も、水谷瞬のタイムリー、大山悠輔のソロホームランで着々と点を積み重ねた後、2アウト、ランナーなしで打席に立った梶原昂希も四球を選んで出塁。
次の廣瀨隆太の打席の4球目で盗塁を成功させ、岸田行倫の内野安打の間に二塁から快足を飛ばして5点目のホームを踏む。森は先制点、梶原は貴重な追加点を足でもぎ取り、DeNAの快足コンビがオランダの守備のリズムを崩し、一挙7点のビッグイニングをもたらした。