直近4試合で勝ち星ゼロの「投手・大谷」現地メディアがブレイク前の登板予定に言及

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制球に苦しんでいる印象の大谷。次回登板でのピッチングに注目だ(C)Getty Images

 エンゼルスの大谷翔平は現地時間6月9日(日本時間)のマリナーズ戦で今季13度目の先発マウンドに登った。内容は5回97球を投げ被安打3、3失点、四死球6個というものであり勝敗はつかなかった。

 現在、投手では5勝2敗、防御率3.32という数字となっており、チーム内では変わらず最多の勝利数であるものの、ここ4度の登板では白星を得られていない。

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 このマリナーズ戦では今季初、中6日を空けての先発登板。兼ねてよりフィル・ネビン監督が明言していたスケジュールでもあり、シーズンも3分の1を過ぎ、「リアル二刀流」での出場を続けている大谷の疲れを指摘する声などもある中での配慮だった。今季6勝目とはならなかったものの、打者としては本塁打を含む3安打2打点、チームも勝利し5連勝を飾っている。

 背番号17の登板に対し余裕を持たせる決断をしたのは、もちろんネビン監督であることは言うまでもないが、米メディアではその決断に至った指揮官の胸の内などが伝えられている。

 現地10日、メジャー公式サイト『MLB.com』では大谷に対してチームとしての起用法について論じるトピックを配信。その中では、ここまでのマウンドを振り返ったネビン監督が「彼は数回、自分のコマンドに苦しみ、その後少し打たれたことがあった」と語ったことが紹介された。また、続けて「去年もそれを見たことがあった。オオタニも人間であり、誰とでも同じように疲れる」と述べたとしている。

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