「誰も彼と同じことはできない」大谷翔平、13奪三振のキャリアハイ達成&三度目の連敗ストップに現地ファンも大興奮!

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三振を奪って拳を握る大谷。この日はスライダーが冴えわたった。(C)Getty Images

 現地時間6月22日(日本時間23日)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、ホームのエンゼルス・スタジアムで行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に「2番・投手兼DH」の二刀流で出場。打者としては、第1打席は四球、第2打席はショートへの内野安打、第3打席は四球、第4打席は見逃し三振、第5打席は空振り三振と、3打数1安打に終わった。一方、投手としては、8回を投げ、2安打13奪三振で、チームを5-0の勝利に導いている。

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 前日の試合で2本の3ランホームランを放つなど、8打点をあげてキャリアハイをマークした大谷。そんな活躍をもってしても勝利を掴めないでいたエンゼルスはこの日、エースであり、連敗ストッパーでもある大谷をマウンドへ送り込んだ。

 打者としての大谷は初回に四球を選ぶと、第2打席は外角の球を叩きつてショートへの内野安打となり、チーム初ヒットを記録。第4打席にはフルカウントまで粘るも、内角の変化球を見送って三振。この球を自信をもって見逃した大谷は、際どい判定に驚きの表情を浮かべ、手と首を横に振りながら不満そうにベンチへ戻った。

 しかし、この日の大谷は、投手として圧巻のプレーを見せる。初回に2本のヒットでピンチを迎えたものの、ここで一気にギアを上げ、3番と5番を三振にとり難なくピンチを切りぬけると、ここから圧巻の奪三振ショーを披露。続く2回と4回に三者三振を奪うと、初回から降板した8回までの全てのイニングで三振を奪ってみせた。さらに8回に奪った最後の三振で、自己最多の13奪三振を奪うキャリアハイをマークした。

 前日の試合で野手としてキャリアハイの8打点を記録した怪物は、次の日に投手としてもキャリアハイを記録するという前代未聞の大記録を達成。これには現地メディアも続々と反応した。『AP通信』のグレッグ・ビーチャム記者が「ショウヘイ・オオタニがキャリアハイの13奪三振、2安打、8イニングを投げ切る。前日、彼はキャリアハイの8打点を記録している」と速報。さらに、米メディア『Sporting News』のダニエル・ヤノフスキー記者が「この2日間の大谷はどうでしたか?」と、大谷の動画と共にツイートすると、ファンからも「彼は史上最高のプレーをしている。他に誰も彼と同じことはできない」と二刀流の活躍に対して、史上最高という最大級の称賛の声が上がった。

 2日連続でキャリアハイを記録した大谷の活躍により、チームは連敗を脱することに成功。これで3度目の連敗ストップとなる活躍で、大谷はエースとしての格の違いを見せつけている。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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