大谷翔平、WBC初アーチに「いい景色でした」 重圧のかかる国際大会は「楽しく打席に入れている」と涼しい表情

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(C)Getty Images

 世界一奪回を目指す侍ジャパンが3月12日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プールBの第1ラウンド最終戦・オーストラリア戦に臨み、7-1で勝利を飾った。

 初回、ラーズ・ヌートバー(25)と近藤健介(29)が連続で出塁し、無死1、2塁の場面で二刀流・大谷翔平(28)に打席が回った。大谷はオーストラリアの先発投手・シェリフが投じたカーブを完璧に捉え、打った瞬間の3ランホームランを放った。打球はライトに掲示されている大谷自身の顔が映る広告看板に直撃。大谷にとってWBC「1号」が飛び出した。その後も攻撃陣は追加点を奪い、最終的には7得点。一方の投手陣も先発の山本由伸(24)が4回無失点の投球を見せるなど、5人のリレーでオーストラリア打線を1失点に抑えた。この試合で勝利した侍ジャパンは、第1ラウンド全勝で首位通過を決めた。

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 WBC初アーチを放った大谷は試合後、ヒーローインタビューに応じた。先制の3ランを振り返り大谷は、「貴重な先制点だったので早く1本打ちたいなと思っていましたけど、いいホームランだったなと思います」と満足気な様子。高く上がった打球は東京ドームの看板に直撃する特大弾となったが、「いきなりチャンスで回ってきたので、まずはつなげることだけを考えて打席に立って、いい角度で打球が上がってくれたので、入ってくれという感じで見ていました」と話し、「引っ張った打球はあんまり上がっていなかったので、久しぶりにいい打球を打てて、いい景色だったなと思います」と語った。

 第1ラウンド最終戦でWBC初アーチが飛び出したが、「子供のころからずっと夢見ていましたし、本当に早く打ちたいなと思っていたので、なんとか1本出て、また次の試合以降も打てるように頑張りたいなと思います」と述べ、「本当に色々なタイプの投手がいるので、楽しく打席に入れていますし、いい打席が続いているので、明日以降も調整をしっかりして臨みたいなと思います」と話した。重圧のかかるWBCだが、大谷自身は楽しくプレーしているようだ。

 さらに大谷は「また次以降、強いチームが待っているので、気を引き締めて頑張りたいと思います」と、次戦以降の意気込みも語った。次戦は16日の準々決勝と、負けられない戦いが続くが、大谷翔平が侍ジャパンを世界一へ導く。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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