【侍ジャパン】源田負傷で緊急招集あるか 浮上する「選手の名前」

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(C)Getty Images

 野球の侍ジャパンは11日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドでチェコに10-2で勝ち、負けなしの3連勝とした。だが初回のまずい守備を見て、今後への不安を感じた人は多いはずだ。

 右手指を痛めた源田壮亮内野手(30=西武)に代わって、中野拓夢内野手(26=阪神)が「8番・遊撃」で今大会初先発。1回2死二塁で、平凡な遊ゴロを一塁へ悪送球した。タイムリー失策で先制点を献上し、打ち取ったと思った佐々木朗希投手(21=ロッテ)の表情にも動揺が走った。

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 攻撃面が評価されている中野は、2月の壮行試合でも最初のワンプレーでミスした失策が大量失点を招いており、守備に課題がある。今回は勝敗に影響しなかったが、一発勝負となる準々決勝以降はミスが致命傷になりかねない。

 源田はこの日の試合前練習に参加せず、ベンチ入りした。遊撃ノックには牧原大成(30)、周東右京(27)のソフトバンク勢も入り、有事に備えた。ただ守備力でいえば、バックアップの選手と、現役ナンバーワンの名手と呼び声高い源田では、技術に差がある。

 源田の状態について、栗山英樹監督は「いろいろ本人と話しながら。もちろん何もないということはなく、痛めた部分はあるけど、前に進んでいけると信じてやっている」。白井ヘッドコーチは「本人は早くプレーしたいという思いだが、今日は安静。明日以降は様子を見ながら」と話すにとどめた。

 アクシデントがあったのは前日10日韓国戦の3回、二塁けん制を受けた源田がヘッドスライディングで帰塁の際に右手を痛めた。この日は薬指と小指がテーピングで固定されており、骨に異常があるとみられる。いまの侍ジャパンでもっとも代えがきかない男の戦線離脱となれば、大きな痛手となる。

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