「最多勝を獲っても日本ではその程度」元燕エースが明かす、球界のセカンドキャリアやお金にまつわるエピソード

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 2009年には最多勝にも輝き、5年連続二けた勝利をマークするなど、長く第一線で活躍し17年間の現役生活を送った館山氏。その実績を踏まえ、「現役時代の年俸だけで引退後、安心して生活できるのか」という問いかけに対し、館山氏は「できません」と即答。

「最高年俸として2億円というシーズンがあった」と述べながら、「実際、17年間を平均すると、税金などを抜いた額にして4000万円くらい。最多勝を獲っても日本ではその程度」と見解を示した。

 また近年において、戦力外となる平均の在籍年数や年齢の話題の中では、「毎年百数十名の選手が戦力外になっていて、そのうち10人程度がセカンドキャリアで成功できる人材はいるものの、100人くらいは苦労している印象」と切実な内情を明かしている。

 加えて、戦力外となる平均在籍年数が「7.7年(2022年)」という統計に触れながら「10年やったら、“しっかりできたな”という印象」と語るなど、いかに生き残ることが困難であるかなども説明していた。

 館山氏のエピソードの通り、やはり、プロ野球界はさまざまな面で特殊であるとともに、過酷な世界であることも間違いないようだ。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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