藤川阪神 2暴投の乱調も育成出身、159キロ右腕に向けられる期待の目「勝負はまだ、始まったばかり」

工藤は開幕後、甲子園初見参で結果を残せなかった(C)産経新聞社
阪神は9日のヤクルト戦(甲子園)に3-5と敗れ、3位に転落した。
ミスが響いた。3点をリードした6回無死二、三塁で先発のジェレミー・ビーズリ―からバトンを託されたのは中継ぎ右腕の工藤泰成。最速159キロと剛腕で知られるが、緊張の場面で制球が定まらない。この日は2暴投で2点を失い、プロ初黒星。6回は一死二、三塁で一塁手の大山悠輔が本塁悪送球で勝ち越し点を献上とミスの連鎖で痛い星を落とした。
【動画】この圧巻のピッチング!工藤が甲斐から最後はフォークで空振り三振を奪ったシーン
またこの日2暴投となった工藤は育成ドラフト1位入団ながら、キャンプ、オープン戦の快投が認められ、開幕前に支配下を勝ち取った。
150キロ中盤の球威ある直球とフォークのコンビネーションで知られる右腕は6日の巨人戦でも1点をリードする6回二死一、三塁の場面で起用され、相手捕手の甲斐拓也からフォークで空振り三振を奪うなど、存在感を示していた。
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