「過剰な心配はいらない」山本由伸がオープン戦3試合で防御率8.38もドジャース関係者は楽観視「イチローだって最初はよくなかった」

タグ: , , , 2024/3/15

開幕2戦目での登板が決まっている山本。MLBデビュー戦でどんな投球を見せるか見ものだ(C)Getty Images

 ドジャースの山本由伸は現地時間3月13日(日本時間14日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたマリナーズとのオープン戦に先発登板。今春3度目の登板を果たし、4回2/3投げて、被安打8、4失点、1四球で降板。7奪三振を記録したが、開幕に向けて課題が残る内容となった。

【動画】山本由伸、4失点と乱調も圧巻K! マリナーズ戦での奪三振シーン





 この日の山本はマリナーズ打線を相手に3回まで無失点、5奪三振の快投を披露。しかし、4回に無死満塁のピンチを招くと、タイ・フランスに左前適時打を浴びて2点を献上。さらに、5回は1死二、三塁のピンチでミッチ・ガーバーに2点適時打を浴びた。

 5失点を喫した前回登板に続き、この試合でも4失点を喫した山本。これでオープン戦の防御率は8.38と、らしくない結果になった。韓国・ソウルで行われるパドレスとの開幕2戦目に登板することが決まっている右腕だが、現地では仕上がりに不安の声も上がっている。

 しかし、ドジャース関係者は山本の状態を楽観視しているようだ。米紙『New York Post』のジョン・ヘイマン記者は右腕に関する記事を配信し、球団関係者の山本に関するコメントを記載した。

 ヘイマン氏は「マリナーズ戦後に防御率8.38となったが、ドジャースはヤマモトの春の成績をあまり重視していない」と記載。さらに、「スカウトはみんな彼を気に入っているし、評価はすぐには変わらないだろう。ある球団のスカウトによれば、ヤマモトは素晴らしい速球、カーブ、そして“破壊的”なスプリットを持っている。さらに素晴らしい制球力もある」と、改めて山本を評価した。オープン戦では打ち込まれる場面も目立った山本だが、本当の評価はシーズン入ってからの投球を見てからになりそうだ。

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