山本由伸が4回無失点8Kで“貫禄”の快投!多彩な球種でオーストラリアを圧倒する姿に松坂大輔氏は思わず「羨ましいですね」

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(C)Getty Images

 侍ジャパンが3月12日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)プールBの第1ラウンド最終戦・オーストラリア戦を迎え、先発の山本由伸(24)が4回を無失点に抑え、マウンドを降りた。

 第1ラウンド首位通過を決めるため、最終戦を任された右腕は初回からエンジン全開だった。先攻の侍ジャパンは、初回に大谷翔平(28)が3ランホームランを放ち、先制に成功。3点の援護をもらった山本は、相手の先頭打者・ケネリーを空振り三振に打ち取ると、最速154キロの直球と147キロのフォークを中心に、オーストラリア打線から2回まで4奪三振を奪うパーフェクト投球を披露した。

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 3回に一死から8番のパーキンスに初安打を許したが、冷静さを欠くことがない山本はカットボールやカーブなど多彩な球種を駆使し、この回も無失点に抑えた。4回には2個のアウトを簡単に奪い、オリックスで元チームメイトだったオーストラリアの4番打者・ジョージには粘られるが、最後はしっかりと三振に打ち取った。山本は4回で60球を投げ、被安打1、8奪三振を奪い、自身の役目をしっかりと果たした。

 WBCでも“無双”の山本に球界のレジェンドOBも唸っていた。この試合を中継しているテレビ朝日系列で解説を務める元メジャーリーガーの松坂大輔氏は「(山本は)苦手な球種はあるのかなという感じですね。どんな変化球でも操ることができていて、羨ましいです」と話し、“平成の怪物”も山本を称賛。すると、松坂氏とともに解説を務める古田敦也氏は「あなた(松坂)も十分、怪物でしたよ」と“ツッコミ”を入れていた。また、古田氏はこの日の山本の投球を振り返り、「力でねじ伏せたと言っていいと思いますね。力強いストレートがあるから、変化球も振ってくれるので」と語り、完璧な投球を高く評価していた。

 前日のヒーローインタビューで佐々木朗希(21)が「明日は(山本)由伸さんが素晴らしいピッチングをしてくれると思うので、応援よろしくお願いします」と、山本の好投を予言していたが、まさにその通りのピッチングを見せ、オーストラリア打線を圧倒した。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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