【巨人】V奪回の鍵を握る「5番打者問題」 新助っ人覚醒のためにひそかに注目される「陰のキーマン」とは

ウィーラーコーチは現役時代、勝負強い打撃でチームに貢献した(C)産経新聞社
2月1日からいよいよキャンプイン。各球団、開幕を目指して、チーム内調整を進めていくことになる。
また昨年のリーグ覇者、日本一奪回を目指す巨人は今オフ、大型補強を果たした。ソフトバンクからFAで甲斐拓也を獲得、ほかにも守護神候補のライデル・マルティネス、日米通算200勝まであと3勝に迫る田中将大、5番候補のトレイ・キャベッジなど大型補強を成し遂げた。
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中でも唯一の新外国人野手となるトレイ・キャベッジには注目が集まりそうだ。エンゼルス時代には大谷翔平の同僚として活躍、23年シーズンは3Aでトリプルスリーも達成と足も使える、左の強打者として期待を高める。
昨季のチームは「守りの野球」を掲げ、投手力アップには大きく貢献したが、本来の持ち味である強力打線においては、主砲、岡本和真以外に10本塁打以上をマークしたのはベテランの丸佳浩のみと貧打に苦しんだ。特に岡本の後を打つ5番打者固定は目指す日本一奪回に向け大事なピースとなる。新助っ人のキャベッジの成否が鍵を握りそうだ。
その意味でキーマンとして浮上するのは、巡回打撃コーチを務めるゼラス・ウィーラー氏の存在にもある。
同氏といえば、楽天、巨人で活躍。現役時代からハッスルプレー、また明るい性格で常にチームを盛り立てたことも知られている。