「狙って本塁打を打てるタイプではない」ヤクルト・赤羽由紘が語った自覚 忘れぬ向上心「いろんなことにチャレンジしながら…」
オープン戦では「4番」にも抜擢され、吉岡コーチは「長距離というものを追いながらバットを振っているところもあった」と、結果が出ていなかった打席を振り返ったが、シーズンに入り、ボールをコンタクトすることに重きを置いた。
赤羽自身は開幕前「狙って本塁打を打てるタイプではない。“ヒットの延長”というのを認識している」と述べていた。
7月10日の阪神戦(甲子園)では下村海翔のカットボールをうまく捉え、左翼席へ決勝アーチ。豪快な一発ではなく、ボールをしっかり捉えることに集中した結果の表れだ。
今季はここまで52試合に出場して打率.239、3本塁打、13打点だが、得点圏打率は.294と3割近くまで上昇してきており、今後も勝負強い打撃が期待される。
例年、夏場に調子が上向く傾向があるが「去年ほど打席に立って調子いいなという日はないので、そういう中でもヒットが出ているというのはすごく自分の中でもいいことなのかなと思っています」と、現状の打撃についてはこう口にした。
それでも「なんとか日々、いろんなことにチャレンジしながら、ベストを尽くせるように頑張っています」と“向上心”は日々忘れていない。
チームは6連敗を喫するなど、チャンスをつくりながらあと1本が出ないという状況が続いていたが、本拠地に戻り、大事な9連戦の初戦に競り勝った。赤羽のバットがチームを再び上昇気流に乗せる。
[文:別府勉]
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