FIFAが起こした“バログン事件”に「信じられない気持ちあった」 ベルギー主将らが激白 前代未聞の騒動に挑んだ16強「公平とは思えなかった」【W杯】
ベルギー代表は主将ティーレマンス(8番)を中心にアメリカ戦に向け、チーム内で議論を重ねたという(C)Getty Images
サッカー界のみならず、スポーツ界全体が騒然となる発表だった。現地時間7月5日に国際サッカー連盟(FIFA)が行った米国代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分を「1年間猶予する」という決定だ。
前代未聞の展開が波紋を呼んだのは、“ウラ”に政治の色が色濃く見えていたからだ。そもそもバログンは1日に行われた決勝トーナメント1回戦のボスニア・ヘルツェゴビナ戦でレッドカードを受け、一発退場。当初はFIFAも「いかなるチームもレッドカードや出場停止処分に対して異議申し立てを行うことはできない」と公表し、現地時間7月6日のベルギー戦は欠場する見込みとなっていた。
しかし、そこから事態は急変する。米メディア『Politico』によれば、1日の試合後にホワイトハウスのワールドカップ・タスクフォースの事務局長であるアンドリュー・ジュリアーニ氏から処分撤回を相談されたドナルド・トランプ大統領が、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長に3度も“直電”。バログンの出場を認めるように圧力をかけた影響は計り知れない。
インファンティーノ会長は後の公式声明で「FIFAの独立した司法機関が関わる法的プロセスが進行中で、今回の事態は適切な機関によって適切に決定された」と釈明。事態の収拾を図ろうとしたが、トランプ大統領は「FIFAを説得したのは私だ。その中で、ある非常に尊敬されている人物と話をしたよ。ちなみに、その人物への私の敬意は10倍にも高まった」とにこやかに豪語し、政治的影響力を誇示した。












