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FIFAが起こした“バログン事件”に「信じられない気持ちあった」 ベルギー主将らが激白 前代未聞の騒動に挑んだ16強「公平とは思えなかった」【W杯】

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 もっとも、ホスト国に有利に働く形となったバログンの出場決定は、奇しくもベルギー側の闘志に火をつけるものとなっていた。4-1でアメリカを破った試合後、母国の放送局『RTBF』の取材に応じた主将のユーリ・ティーレマンスは、土壇場で決まった前代未聞の知らせを受けた当初のチーム内の様子を赤裸々に明かした。

「僕らはかなり苛立っていたよ。でも、強い決意を持って、良い結果を出そうと決めた。正直信じられないという気持ちはあったけど、試合前にミーティングを開いて、全員で『今日は言い訳が許されないぞ』って覚悟を決めたんだ。彼(バログン)が出場するかどうかは関係なく、ピッチ上で結果を出す、出さないは僕らの責任。そして、僕たちはそれをやってのけたんだ」

 心で動く動揺や不満を押し殺し、平常心を貫いた。だからこそ、ベルギーはアメリカよりも出足が鋭く、攻守で洗練されたパフォーマンスが披露できたのだろう。

 仲間たちもティーレマンスの意見に同調する。25歳のMFニコラス・ラスキンも、こう話している。

「あんなことが起こるなんてね。あの事実は、どんな言い訳を並べようとも、僕らにとっては公平だとは思えなかった。ただ、あの決定は、僕らにほんの少しだけ幸運をもたらしてくれたとも思う。この試合に勝つ必要があったからそれで僕らは一つになれたんだ。人生には必ず正義を示さなきゃいけない時がある」

 ルールを超越するような決断にもブレずに戦いきったベルギーイレブン。“赤い悪魔”の躍進は、まだまだ終わらない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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