「シオガイは正しかった」16強敗退のブラジル国内で掘り起こされる日本代表FWの“傲慢発言” 母国誌は異例釈明「日本人が間違っていたと言い難い」【W杯】
大会期間中は非難もされた塩貝。だが、彼の言動は今になって評価が一変してきている(C)Getty Images
また勝てなかった“サッカー王国”
“サッカー王国”の失墜に衝撃は広まった。現地時間7月5日、北中米ワールドカップ(W杯)の決勝トーナメント2回戦でブラジル代表はノルウェー代表に1-2で敗戦。2002年の日韓大会以来となる世界制覇を狙ったセレソン(ブラジル代表の愛称)の夢は、あっという間に潰える形となった。
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またしても“勝てなかった”。百戦錬磨の名将で、イタリア人監督のカルロ・アンチェロッティを招聘し、チーム改革をほどこしてきたブラジルだったが、檜舞台で勝ち上がれるほどの競争力は作り出せず。1990年のイタリア大会以来36年ぶりにラウンド・オブ16で涙を呑んだ。
タレントは揃っていた。それだけに優勝を信じていた母国内では怒りの声が噴出。ありとあらゆる部分に責任の追及がされる中で、“遺恨”を残した日本代表FWの発言が掘り起こされている。
大きな波紋を呼ぶ発言だった。決勝トーナメント1回戦で対戦を控えていた日本代表の塩貝健人は、ブラジルについて問われた際に「昔は強かったけど、今はどうなんですかね」とコメント。さらに「今のネイマールは昔のネイマールじゃない。今は大丈夫だと思う。日本には素晴らしいセンターバックもいるので」とも発信した。
2002年のW杯制覇を知らぬ2005年3月生まれの塩貝。それだけに率直な印象を語ったに過ぎなかったが、発言は意訳もされる形で世界的に拡散。「あれは日本のちょっとした傲慢だった」(マルキーニョス談)と反応したセレソンの面々はもちろん、一般人の間でも怒涛の勢いで広まり、ブラジル中から非難が殺到する事態となっていた。
しかし、ラウンド・オブ16で敗れた今、塩貝の発した“楽観論”は皮肉的に見直されている。ブラジルのニュース誌『Forum』は「あの日本人ストライカーの言う通りだ。ブラジルはもはやかつてのブラジルではない」と銘打った記事を掲載。その中で「当初、シオガイの発言は『日本の傲慢だ』と受け止められた。誰もがそうやって非難をし、彼はSNS上で攻撃の的となった」と回想しながら、「しかし、現実で下った結論は、相手の挑発よりもはるかに厳しいものだった」と嘆いた。












