日本は「攻撃を諦めていた」 重鎮ジーコがブラジルとの劇的勝負を検証 歯車が狂った森保采配に苦言「なぜか戦術を変えてしまったんだ」【W杯】
今も日本を愛するジーコ氏は、ブラジル戦の戦いに黙っていなかった(C)Getty Images
「まるで勝ち越したチームがやるような交代の仕方だった」
試合前には「彼ら(日本は)相手がどこであろうと競う準備ができている」と絶賛していたジーコ氏。今も日本サッカーを愛してやまないからこそ、御年73歳になる重鎮は、守勢に回ってから、歯車が狂ったパフォーマンスを厳しく追及する。
「後半の日本はずっと危険な状態にあった。なぜか戦術を変えてしまったんだ。完全に引いて守ってカウンターというやり方にね。そうなったらブラジルにはチャンスが増えて、落ち着きが増していくんだ。日本は他の試合でここまで戦い方を変えたことはあるか? オランダ戦やチュニジア戦、スウェーデン戦でもやっていないんだ」
守備的なマインドになり、防戦一方となった。紙一重の駆け引きの中で、相手に流れを与えてしまったメンタリティを断じたジーコ氏は、「今日の日本はほとんど攻撃を諦めていた」と怒りの言及。相手に翻弄され、次第に疲労が色濃くなっていった両サイドの守備を固めた森保一監督の交代策にも苦言を呈している。
「まるで勝ち越したチームがやるような交代の仕方だった。しかも、マルティネッリの決勝ゴールは代わった選手の所から崩されてのものだった。とはいえ、監督はああいう問題が生じることは分かっていたはずだ。ブラジルの監督の交代が機能して、日本の監督の変更は機能しなかった。それだけのことさ」
熾烈な駆け引きの中で後手に回った日本。ジーコ氏が指摘するように、交代策を含めて勝負所での森保采配が正しかったのかは、議論の余地がありそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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