森保監督が「大胆変更」を明言したベネズエラ戦のスタメンは? 中野、田中聡、谷村らにチャンス到来 ロス世代の齋藤も候補に
両田中はデュッセルドルフの先輩後輩。「田中碧君の活躍は日本にいた時から見ていましたし、今年1月の加入当初は現地メディアに田中碧君と比較されることがすごく多かった。『田中碧はこうだった』みたいな話が取材の中で1回は出てきましたからね(笑)。僕自身も意識してしまっていました」と田中聡もドイツ移籍間もない頃に語っていたことがあった。憧れの先輩との共闘は願ってもないチャンス。これを逃す手はない。
両WBは右に伊東純也(ゲンク)、左に相馬勇紀(町田)が有力。ただ、2005年生まれの齋藤も左WBの可能性がありそうだ。彼にしてみれば、同い年の塩貝健人(ヴォルフスブルク)が前回代表初ゴールを決めたこと、そして2026年アジア大会で4強入りした大岩ジャパンも刺激になっている。「武器のドリブルを見せなきゃ生き残っていけないので、明日はそこを出せるようにしたい」と本人は意気込みを新たにしていた。
難しいのはシャドーで、前回ベンチ外だった後藤啓介(フライブルク)や佐藤龍之介(バレンシア)が起用されるか否か。齋藤もここに入る可能性がある。彼ら若手と組むのは、おそらく久保建英(レアル・ソシエダ)だろう。ベネズエラには久保の同僚であるジョン・アランブルとヤンヘル・エレーラがいて、彼らを含めた相手ストロング封じという意味でも、久保の頭脳と戦術眼は不可欠。佐藤も同じスペインでプレーしていることを考えると、思い切って起用してもいいのではないか。指揮官の決断が待たれるところだ。
そしてFWだが、エース上田綺世(リーズ)は今回もいざという時に備える形が濃厚で、先発は谷村海那(横浜)ではないか。JFLから這い上がってきた苦労人が代表デビューを飾ることは間違いなく偉業。周りとの連携面は不安もあるが、失うものは何もないはずだ。
フレッシュなメンバーが多くなる分、チームとしての連動性や組織力が揺らぐ恐れもあるが、それを跳ねのけていかないと、4か月間で分厚い選手層を構築することはできない。森保監督の大胆チャレンジがどう出るか。どの新戦力が今後へ布石を打つのか。今から非常に楽しみだ。
[文:元川悦子]
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