9・10月シリーズ初日の全体練習は台風の影響で中止 森保監督はアクシデントを逆手に取れるか
2020年のコロナ禍には、3~9月の代表活動が休止。10月にようやく活動を再開し、10月にオランダ、11月にオーストリアでそれぞれ2試合をこなした。2022年カタールW杯までの強化プランが大きく狂ったわけだが、そこで欧州組を中心とした底上げができたことで、2022年W杯につながったところもあったと言える。
2023年3月からの第2次体制でも予期せぬ出来事はあった。顕著な例が、2024年アジアカップ(カタール)8強敗退直後の3月シリーズだ。彼らは北朝鮮とホーム&アウェーの2連戦を消化するはずだったが、アウェー戦が相手都合でいきなりキャンセル。5日間の活動が失われたのである。これは確かに誤算だったが、シーズン終盤の欧州組はいち早くクラブに戻って調整できた。代表にしても、2026年北中米W杯アジア2次予選の段階ということで、深刻なダメージは受けずに済んだ。
今回は4か月後のアジアカップ前にわずか2回しかない活動の初日。全体練習が1回失われたのは残念だが、当初から初日はコンディション調整がメインだった。2日目から全員揃って始動できた方がチームの士気も上がるし、準備期間を最大限生かせるのではないか。全体練習が空いたこのタイミングでコーチングスタッフと選手の意思疎通を図る時間も生まれただろう。
そうやってアクシデントを逆手に取り、全てを前向きに持っていくしか、自身3度目となるアジアカップ制覇への道はない。森保監督にはいい意味での割り切りを見せてほしい。
[文:元川悦子]
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