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なぜ不動のボランチ遠藤航の代役はFWの町野修斗なのか? 森保監督の言動から考える疑問を生んだ“構想”のワケ「誰かが欠けた部分はチームで勝っていく」【W杯】

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チームから無念の離脱を余儀なくされた遠藤(C)Getty Images

「W杯に出場できない悔しさはありますが…」

 日本代表に激震が走った。現地時間6月11日、日本サッカー協会は北中米ワールドカップ(W杯)に臨むメンバーに招集していた遠藤航(リバプール)が痛めていた左足首の悪化に伴って離脱。代役にマルチなFWである町野修斗(ボルシアMG)を追加招集したと発表した。

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 そもそも厳しい状況下での招集だった感は否めない。遠藤は今シーズン初先発を飾った2月11日のサンダーランド戦(プレミアリーグ第26節)の69分に、左足首を負傷。そのまま退場を余儀なくされると、試合後の精密検査の結果、第1中足骨と第2中足骨を繋ぐリスフラン靭帯断裂が判明し、患部に人工靱帯を埋め込む手術を執行していた。

 全てはW杯に出るための決断だった。無論、人工靱帯を入れる手術も負担は大きいが、リハビリに向けた期間は短縮される。日本代表での活動に意欲を燃やしてきた遠藤にとって迷いはなかった。

 そして、シーズン中に帰国し、治療とコンディション調整に努めていた遠藤は、先月15日に発表されたメンバー26名に無事招集。5月31日に国立競技場で行われたアイスランド代表との壮行試合で先発し、試合勘を取り戻すとともに、実戦で戦えるというアピールが求められた。

 しかし、ここで決定的なアクシデントが彼を襲った。前半途中に相手選手との接触プレーで左足首を踏まれ、ハーフタイムでの途中交代を余儀なくされた。この時、試合後に「違和感を覚えた」と告白した遠藤は「ちょっと説明は難しいというか複雑なんですけど、別にオペした箇所がおかしいというわけではない」と説明していた。

 その後もチームに帯同し続け、メキシコ北部モンテレイでの事前キャンプとアメリカのテネシー州ナッシュビルでのトレーニングも別メニューで調整。周囲でも緊張感が募っていた中で、無念の離脱が決まった。

 JFAからの発表後、早々とチームを去っていた遠藤は自身のXを更新。384文字に及んだ長文のメッセージにおいて、複雑な心境と代表引退の意志を明らかにした。

「発表にあった通りW杯メンバーから離脱する事になりました。怪我をしてからここまで、自分にできることは全てやってきたので何も後悔はありません。もちろん今回のW杯に出場できない悔しさはありますが、それよりもカタールW杯後からキャプテンとしてこのチームを引っ張り『W杯優勝』という目標を当たり前に口にできる集団へと一緒に成長してこれた事を誇りに思います」

「今のチームは本当に素晴らしいチームです。どんな逆境も乗り越え、まだ見たことのない景色を見せてくれると思います。自分は今回の活動をもって代表を引退する事にします。なので、これからは1人のファンとして日本代表を応援していきます。将来、日本代表がW杯で優勝する瞬間は必ずきます。それを信じてみんなで応援しましょう」

 文末に「みんな、やるだけ」とも綴った遠藤。チームへのエールは、彼の仲間を想う気持ちがこもっているように取れた。

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