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アルゼンチンの奇跡が生まれた「6分33秒」 イングランド守備陣を崩壊させたメッシの2本のパス「こっちに向かって走り出したら、もう手遅れ」【W杯】

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一戦一戦、苦しみながらも勝ち上がるアルゼンチン。彼らを力強くけん引するのがメッシだ(C)Getty Images

 時間にして6分33秒――。残されたわずかな時間で0-1とイングランド代表に負けていたアルゼンチン代表は、勝利を手繰り寄せた。

 55分にほんのわずかな対応の遅れから受けたショートカウンターでアンソニー・ゴードンに先制点を決められていたアルゼンチン。その後は守備的な戦術を取り、自陣に下がったイングランドを防戦一方としたが、雨のように繰り出したシュートをことごとく相手守護神ジョーダン・ピックフォードに阻まれていた。

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 どうしても1点が遠い。刻一刻と時間が過ぎ、焦燥感が募り始める中、流れを変えたのは、10番だった。85分、右サイドでボールを受け、相手DF2人を引き付けたリオネル・メッシは、スルスルッと相手ペナルティエリア内に侵入し、中央でフリーになっていたエンゾ・フェルナンデスにパス。これを受けた25歳が狙いすましたミドルシュートをゴール左下隅に決めた。

 俄然、攻勢を強めたアルゼンチンは、もう止まらない。ふたたびメッシが“魔法”をかける。

 イングランド陣営の右サイド深くでボールを持った10番は、果敢に仕掛けて右足でクロス。利き足ではない方から蹴りだされたボールは、エリア内中央に陣取っていたラウタロ・マルティネスにどんぴしゃり。力強くヘディングシュートを叩き込んだ。

 打てども、打てどもこじ開けられなかったイングランドの守備ブロックを突き破ったアルゼンチン。彼らの支えとなり、違いを生み出したのはメッシだった。実際、英国内でも対応しきれなかった“偉才”への本音が漏れ聞こえている。

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