名将アンチェロッティが抱えた“緊張” ブラジル紙で明かされた日本戦で揺れた心情「監督は脆弱。日本に負けたら、私はどう言われていたか…」【W杯】
現地時間7月3日にブラジル日刊紙『Folha de S. Paulo』のインタビューに応じたアンチェロッティ監督は、ドラマチックな展開で終幕した日本戦での心境を次のように振り返っている。
「ああいう試合において監督は脆弱だ。なぜなら、成功は選手のおかげであり、失敗は監督のせいになるからだ。もしも、日本に負けていたら、私は人々からどう言われていたことか……。カゼミーロを交代させたり、マルティネッリを投入しなかったらどうなっていたか。そして、誰の責任だったか。全て私が問われていただろうね」
監督という職業の辛さを漏らすように心情を明かしたアンチェロッティ監督は、「でも、私はそのことを完璧に理解している。だからこそ、私はバランスを保ちたいんだ」と強調。「自分が天才でないのは、100%間違いない。だが、同時に私がバカでないことも100%確かなことだ」と続け、日本戦で選手たちに送った指示の内容を打ち明けている。
「選手たちには『自信を持て』と伝え続けた。ゴールは絶対に取れるからまだ焦るな、とね。そして、あらゆることが起きるから、粘り強く準備しておくようにともね。私はいまのチームに対して以前よりも自信を持っているし、試合中の不安も軽減した。いい成果が出ている。我々はあらゆる状況にも対応できる準備ができている。失点するかもしれないが、すぐに反撃する準備はできていたんだ」
責任を問われる覚悟を決め、攻めに出たアンチェロッティ監督。この名将の勇気ある決意が、最後の最後でブラジルに勝利を手繰り寄せたと言えるかもしれない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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