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ダイエットで本当に大切なこと|フィジーク競技を経験した糖尿病専門医が語る減量のコツ

タグ: , 2026/7/30

ダイエットは短距離走ではなく、長距離走だった

減量を経験してはっきり思ったのは、ダイエットは短期間の勝負ではなく、長距離走のようなものだということです。
勢いで一気に削ることはできても、それだけでは続きません。続かなければ、結局は元に戻りやすくなります。

毎日強い我慢を重ねる方法は、確かに短期的には結果が出ることがあります。けれど、日常生活の中で長く続けるには無理が出やすい。
むしろ、甘い飲み物を減らす、夜遅い食事を控える、外食の選び方を変える、筋トレや歩行を習慣にする、といった地道な工夫のほうが、最終的には強いと感じます。

正直に言うと、私はかなりリバウンドした

ここまでいろいろ書いてきましたが、正直に言えば、私はかなりリバウンドしました。
極限まで絞る減量だったので、ある意味では当然ともいえますが、それでも「減らすこと」と「維持すること」は全く別だと痛感しました。

この経験があるからこそ、今は患者さんにも「痩せること」だけでなく、痩せたあとをどう過ごすかが大切だとお伝えしています。
目標体重に達したあとに元の生活へ一気に戻せば、体重は戻りやすくなります。体重測定を続けること、運動習慣をやめないこと、少し増えた段階で早めに立て直すこと。こうした“維持の工夫”がとても重要です。

そして、目標設定も大切です。
大会のように極限まで絞ることではなく、無理なく維持できる体重、健診の数値が改善する体重を目指すほうが、医学的にも現実的にも価値があります。

まとめ

自分で減量を経験してみて、ダイエットで大切なことはとてもシンプルだと感じました。

体重を減らす主役は食事。
ただし、食事だけを減らすのはよくない。
停滞期はくる。だから、焦ってさらに削る前に整える。
ダイエットは短距離走ではなく、長距離走。
そして本当に大切なのは、減らしたあとも維持できること。

私自身、減量も停滞もリバウンドも経験したからこそ、無理な方法ほど続かないことを実感しています。
体重が気になる方、健診異常を指摘された方、自己流ダイエットに限界を感じている方は、一人で抱え込まず、医療的な視点も取り入れてみてください。

[文:池尻大橋せらクリニック医師 上妻 嵩英]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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池尻大橋せらクリニック院長・世良 泰(せら やすし)

慶應義塾大学医学部卒。初期研修後、市中病院にて内科、整形外科の診療や地域の運動療法指導などを行う。スポーツ医学の臨床、教育、研究を行いながら、プロスポーツや高校大学、社会人スポーツチームのチームドクターおよび競技団体の医事委員として活動。運動やスポーツ医学を通じて、老若男女多くの人々が健康で豊かな生活が送れるように、診療だけでなくスポーツ医学に関するコンサルティングや施設の医療体制整備など幅広く活動している。

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