子宮頚癌予防ワクチンは受けたほうがいいの?
[文:女性医療クリニックLUNA(http://www.luna-clinic.jp/)]
子宮頚癌の原因は、ヒト乳頭腫ウィルスの子宮頚部への持続感染である。このヒト乳頭腫ウィルスは、結構ありふれたウィルスで、普通のヒトが、普通に恋愛して、普通にセックスしているだけなのにもかかわらず、かなりの確率で感染する。また感染しても自然に治ってしまうことも多い。
人類史上はじめて登場した癌の予防注射が、子宮頚癌予防ワクチン
しかし時々まれに直らず持続感染の状態になってしまうことがある。このうちさらにまれにその持続感染の部分が癌化するのだ。よってヒト乳頭腫ウィルスの感染から子宮頚癌の発症までには長い道のりがあるわけだが、重要なのは、子宮頚癌が、比較的若い女性に発症し、さらに比較的早く進行するために、若死を招く危険があるということである。そしてもうひとつ重要なのは、人類史上はじめて登場した癌の予防注射が、この子宮頚癌予防ワクチンだということである。
まとめるが、普通の女性が普通に恋愛して、普通にセックスすれば、だれでも子宮頚癌になる可能性があり、子宮頚癌の発症は、予防ワクチンの投与を受けることである程度抑えることができる。
この子宮頚癌ワクチンであるが、投与開始年齢は決まっているが、投与すべき年齢の上限は、はっきりと決まっていない。
・今すぐ読みたい→
大腸がんのリスクを減らすためにすべきこと6つ https://cocokara-next.com/lifestyle/in-order-not-to-colon-cancer/