「速球は打てない」――米球界の“前評判”を覆した村上宗隆の驚異的進化 “1147億円男”も凌駕する打力を物語る「一流」の数字
MLBのあらゆるデータをまとめている『Savant』によれば、95マイル(約152.8キロ)以上の速球をハードヒットした割合は両リーグ断トツトップの59.7%を記録。また、30打席以上に立った144選手を対象とした97マイル(約156.1キロ)以上の速球に対するOPSの割合も、ヨーダン・アルバレス(アストロズ)やフアン・ソト(メッツ)らも凌ぐ両リーグトップの1.249をマーク。まさに一流の水準にある。
無論、本人の努力なしには達しえない領域だ。村上は開幕前から丹念にメジャーの一線級投手たちの速球と向き合ってきた。春先のスプリングトレーニングでは、最新のAI解析とトラッキングデータを使った実戦的な投球を再現できる打撃マシン『Trajekt Arc』を用いた練習を幾日も続けた。それを目の当たりにしたホワイトソックス首脳陣が「素質を感じた」(打撃コーディネーターを務めるライアン・フラー氏談)と認めるほどの姿勢が結果に繋がったと言えよう。
投球に対する全体の空振り率はMLBワースト2位(33.4%)と相変わらずではある。それでも「打てない」と非難する者は誰もいなくなった今の村上には“欠点”を補って余りあるだけの適応力とパワーがある。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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