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【ラグビー】日本代表、アイルランドに力負けも…20-36の裏側にある現実と収穫 控え選手の選択に検討の余地あり

タグ: , 2026/7/12

アイルランド戦は日本の現在地を知る重要な機会となった(C)Getty Images

 現地時間7月11日にオーストラリア・ニューカッスルでラグビー日本代表(世界ランク12位、以下ジャパン)とアイルランド代表(同3位)との、ネーションズチャンピオンシップラウンド2が行われ、20-36でジャパンが敗れた。両国代表の通算成績はジャパンの1勝13敗。ジャパンは2019年に日本で開催されたラグビーW杯予選プールの対戦で勝利して以降4連敗となった。

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 この試合、ジャパンのスタートは悪くなかった。前半4分、相手ラインアウトのスローがキャチャーを大きくオーバーしたところを、ディフェンスのために前に詰めていた左WTBメイン平がクリーンキャッチし、そのままインゴールまで走り切って先制トライ。相手のミスにうまく乗じ、ジャパンの強みであるスピードを見せつけての先制パンチは、この一戦のジャパンにとっての明るい結末を予感させた。

 しかし、前半だけで3回のノットストレートを犯し、安定しなかったアイルランドのラインアウトに付け込めたのはこの1回のみ。アイルランドはミスを致命傷にしない手堅いディフェンスと、強いフィジカルを全面に押し出したパワープレーで、この後の前半は攻めに攻めてきた。密集近辺をしつこく突いてジャパンのFWを引きつけ、BK同士のコリジョンでは体格差を活かしてボールを確実に保持しながら小刻みに前進。ゴール前に迫ると、今度はラックサイドをパワーランナーが次々に突いて、ジャパンディフェンスをねじ伏せる、という判で押したような同じパターンで3トライを奪った。

 ジャパンの攻勢の時間帯もあり、ゴール前まで迫って相手の反則を誘い、PGを2本返して追いすがり、前半は13-19と、僅差で終了。ここ数試合の敗戦時のように、前半終了までにほぼ試合の趨勢が決しているという状態ではなかった。内容的にも、アイルランドの「お約束」の攻撃パターンを防ぎきることはできなかったが、相手をスピードで上回ってチャンスに結びつける場面もあり、後半に期待が持てた。

 しかし、追撃したいジャパンに痛いアクシデントが生じた。イタリア戦でラインアタックのアクセントとしていい働きを見せていた左CTB廣瀬雄也が前半終了間際に負傷退場。さらに後半開始からはディフェンスの中心であり、アタックの切り札でもある右CTBディラン・ライリーもサム・グリーンとの入れ替えでピッチから消えてしまったのだ。

 廣瀬の代役ティエナン・コストリーはWTBでの起用例はあるし、フィジカルもアイルランド勢に引けは取らないが、流石にいきなりBKラインに入って、複雑なムーヴィメントをこなすまでにはフィットしておらず、BKラインで相手デイフェンスを切り崩すというレベルにまでは残念ながら達しなかった。そんな中でも、後半19分にはアイルランドのお株を奪うような連続攻撃でトライラインに迫り、トライを取り切って見せた。これは昨シーズンからの進歩の一つの現れと言って良いだろう。

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