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【ラグビー】日本代表、アイルランドに力負けも…20-36の裏側にある現実と収穫 控え選手の選択に検討の余地あり

タグ: , 2026/7/12

 しかし、この後は残念ながらフィットネスの差が出てしまった。前半のアイルランドの3トライは得点以上にジャパンのスタミナを奪う効果をもたらしていたようだ。後半31分にPGを奪われると、終了間際にはジャパンがシンビンで一人少ない状況下を活かした力づくのトライを奪ってジャパンの息の根を止めた。

 この試合のテリトリーはジャパン46に対し、アイルランド54、ボールポゼッションはジャパン43に対しアイルランドは57。さほど差はないのだが、アイルランドは自チームが優勢な際には必ずトライをとって帰って行った。ジャパンも各局面で劣勢を強いられながらも、自チームが上潮に向いた際にはかなりの高確率で点を取れていた。つまり、ボール争奪戦、キックその他での地域の取り合いをもう少し改善できれば、勝負になる余地は十分にあると考えて良い。テリトリー、ポゼッションを向上させるためには、より素早くボールを動かして、相手のプレッシャーを最大化しないようにかわし続けるしかない。それこそが「超速」の一つの理想型となるはずだ。このテストマッチシリーズの間にどこまで向上できるのか。謹慎明けのエディ・ジョーンズHCの手腕に大いに期待したい。

 もう一つ。控え選手のセレクトも大きな検討事項となる。今回は先発の両CTBが後半まるまる不在という不測の事態に襲われたが、コンタクトの多いポジションゆえに、今後もこうした事態は出現しうる。FWの選手を数多く控え選手に登録する例が多いが、最低一人はCTBの専門家を控えに入れておくことを考慮する必要があるだろう。

 まだまだランキング上位国との間には大きな実力差があることを痛感させられた一戦。今後の戦いぶりに期待したい。

[文:江良与一]

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