トラウトの繰り返される負傷離脱に米球界レジェンドが悲痛な叫び「毎試合自分の身体を犠牲にしている」
トラウトの離脱は球界にとって損失だ(C)Getty Images
エンゼルスのマイク・トラウトは、復活を期すべく今シーズンの戦いに臨んだものの、またも無念の長期離脱を余儀なくされた。開幕から快調に本塁打を記録していたものの、先月末に左膝を痛め負傷者リスト(IL)入りとなり、今月4日には手術を行っている。
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現在32歳のトラウトは近年、怪我に悩まされ続けており、手首を痛めた昨シーズンは82試合出場にとどまっていた。今季も、膝の半月板損傷に見舞われたことで、復帰までに相当な時間を要することは必至だ。
チームの主砲であり、現代のスタープレーヤーであるトラウトのプレーがみられないことは、やはりMLB全体にとっても大きな損失と言えるだろう。その中で現地メディアでは、これまで攻守で身を削りながら多くのファンを沸かせてきたスラッガーの功績に想いをはせる、球界レジェンドの声が伝えられている。
米スポーツメディア『ClutchPoints』は現地時間5月6日(日本時間7日)、打撃タイトルやオールスター出場13回などの輝かしい実績を残し、野球殿堂入りも果たしているケン・グリフィーJr.氏が、トラウトについて語ったコメントを特集記事として報じている。
トピックでは、米紙『USA TODAY』でのインタビューの内容としてグリフィーJr.氏の言葉を紹介。その中では、「このゲームでプレーした偉大な中堅手の何人かを見てごらん。彼らの選手寿命は12年か13年しかない。それほど過酷なポジションなんだ。中堅手としてプレーしていると、身体はただ打ちのめされるだけだ」など、グリフィーJr氏自身も守ったセンターでの守備範囲や活動量の多さを指摘している。