「本当に知らなかった」巨人と育成契約を交わしたチェコ人が母国紙に語った“本音”「直接、話す前にオファーしてくれた」

タグ: , , , 2024/9/30

巨人との契約を交わしたフルプ。(C)Getty Images

「僕は自分のキャリアがゆっくりと終わりつつあると感じていた。まさか東京ドームを本拠地とするチームで、野球を続けるとは全く思えなかった」

 そう語るのは、9月25日に巨人との育成契約を締結したチェコ代表のマレク・フルプだ。彼は母国紙『iSport』のインタビューで、日本行きに対する“本音”を語った。

【動画】佐々木朗希からの快打! 「チェコのジャッジ」フルプの打撃シーン

 当人が驚くのも無理はないだろう。確かにフルプは23年のワールド・ベースボール・クラシックにチェコ代表として出場し、佐々木朗希から痛烈な二塁打を放つなど存在感を示していた。とはいえ、現況は米独立リーグのレイク・カントリー・ドックハウンズに所属する25歳。日本でプロ野球選手としてのキャリアをスタートさせるとは考えるのは難しい。

 だからこそ、巨人からのオファーは青天の霹靂であり、絶対に逃せないチャンスだった。「自分にスカウトがついていることは本当に知らなかった」というフルプだが、育成契約であろうとサインに迷いはなかったという。

「彼らとの最初のミーティングで、僕は『自分をどうやって見つけたのか』を聞いたんだ。そしたら彼らは、WBCで日本代表と対戦した時に、僕がササキから長打を打つのを見たと言っていた。それ以来、監督さんは僕をマークするように指示していたみたいなんだ。彼らは、そこから2年間も気にかけてくれて、直接的に話をする前にオファーしてくれた。タイミングも良かったんだと思う。とても珍しいことだとは思うけど、僕にとっては簡単なプロセスだった」

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