救世主は現れるか? 周東佑京の抹消で試されるソフトバンクの底力
リチャードは2軍でも打率.077と苦しんでいる(C)産経新聞社
ソフトバンクの周東佑京が4月29日に右膝痛のため出場選手登録から抹消された。23日のオリックス戦で右膝付近に死球を受け、その後の楽天3連戦ではベンチ入りはしていたものの“様子見”として出場機会はなかった。29日の日本ハム戦でも出場を目指して試合前の練習に参加していたが、状態が改善しないことから登録抹消が決まった。
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周東は今シーズン19試合連続で安打を放ち、打率.345、得点圏打率.474と好成績をマーク。持ち前の快足も健在で、6盗塁をマークするなど、リードオフマンとしてチームを牽引していた。それだけに周東の離脱がチームに与えるダメージは大きい。
そもそも、ソフトバンクは右脛骨(けいこつ)骨挫傷で戦列を離れている柳田悠岐の復帰が、当初の見通しだった5月上旬から遅れる可能性が発生。昨シーズンの首位打者・近藤健介も腰の手術からのリハビリ中で、復帰は早くても5月下旬と予想されている。
さらには、5番打者として打率.259、2本塁打、8打点の成績を残すなど、近藤不在の穴を埋めていた正木智也も、18日の西武戦で空振りした際に故障して長期離脱を余儀なくされた。中心打者の離脱が相次ぐ中、周東まで離れることになり、得点力不足が深刻化するかもしれない。
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