ドジャース投手陣に生じた緊急事態は、佐々木にとっても影響が生じている。(C)Getty Images
先発ローテーションの「核」として期待された大物投手の離脱は、“銀河系軍団”にあって小さくない影響を及ぼしている。
現地時間5月11日、MLB公式サイトは、左肩の炎症によって4月6日から故障者リスト入りしているドジャースのブレイク・スネルが、先週中に再開予定だったキャッチボールを左肩の違和感により断念。復帰に「慎重になっている」と報じた。
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現時点でドジャース投手陣は故障者が続出。上記のスネルを筆頭に、タイラー・グラスノーらが戦線復帰の具体的な目途が立っていない状況となっている。
こうした状況下で負荷がかかるのは、残された投手陣である。とりわけ開幕前に中6日ローテーションを構成していた先発陣は、駒不足によって中5日に方針転換。想定外の出来事によってひずみが生じているのは言うまでもない。
この緊急事態とも言うべき故障者続出によって小さくない影響を受けているのは、おそらく佐々木朗希だろう。ロッテ時代を含めてプロキャリアで初めて中5日で登板した現地時間5月9日のダイヤモンドバックス戦では、4回1/3(61球)を投げ、被安打5(2本塁打)、与四死球3、5失点で降板となった。
無論、ルーキーの佐々木に関しては単に「故障者のせいだ」と断定はできない。ただ、平均球速94.8マイル(152.5キロ)にまでダウンした4シームの出力が高められなかった要因の一つとして、中5日によるコンディション面の懸念は否めない。