井上尚弥は「間違いなくバケモン」 中谷潤人の名参謀が一蹴していたベガス決戦後の“ダウン批判”「そういう意見は虫唾が走る」

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ラスベガスでドラマチックな防衛劇を見せていた井上。その図抜けた強さを中谷潤人の名参謀であるエルナンデス氏も称えた。(C)Getty Images

 去る5月14日、ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者である井上尚弥(大橋)のXでの発信が小さくない話題となった。

「おいおい!!! ルディさん!!! 1年後も全盛期だ 言い訳なんかしない 誰も衰えちゃいないから まだまだ上の景色を見に行く 以上」

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 珍しく語気の強い発信にSNSはもちろん、ボクシングの本場である米メディアも騒然となった。井上が指した「ルディさん」とは、WBC世界バンタム級王者の中谷潤人(M・T)のトレーナーを務めるルディ・エルナンデス氏であった。

 そもそものきっかけはエルナンデス氏の発言にあった。米老舗専門誌『The Ring Magazine』のインタビューに応じた名参謀は、「イノウエとは“明日”より今戦いたい」と力説。そのワケについて「年老いたイノウエより、良い状態のイノウエと戦いたいんだ。もし来年まで待てば、『イノウエが年を取った』という言い訳が出てくるだろう。今倒せば、より価値がある」と続けた。

 来春に中谷とのメガマッチ実現が囁かれる中で飛んだ辛辣な意見。これに井上はキッパリと自身の考えを示したというわけである。

 もっとも、エルナンデス氏に井上を“口撃”する意図があったかはわからない。実際、百戦錬磨の名伯楽は、モンスターを高く評価してきた一人でもある。

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