往年のF1王者が角田裕毅に辛辣意見 名門を悩ます“シート問題”も糾弾「ローソンが力不足だったから仕方なくそうした」

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ローソンと笑顔で談笑をする角田。(C)Getty Images

 これが常勝軍団の宿命か。去る3月27日にレッドブル昇格を果たした角田裕毅への評価はかくも厳しい。

 F1第7戦のエミリアロマーニャGPで角田は、予選でマシンが大破するクラッシュを起こしてしまうアクシデントに見舞われながらも、最後尾となる20番手扱いのピットスタートとなった最終日に挽回。怒涛のごぼう抜きで10位に入って1ポイントを獲得した。

【動画】壁にぶつかってマシンは一回転 衝撃を生んだ角田裕毅のクラッシュシーン

 これでポイントを獲得したのは、昇格後5戦中3戦。エースドライバーのマックス・フェルスタッペンに食らいつきながら最低限の結果を残している角田は、“セカンドドライバー”としてまずまずの貢献を果たしていると言ってもいい。

 一方で「操作が困難」とされる「RB21」に苦心しているのも事実。フェルスタッペンのために特化して採用された同マシンは、適正バランスを見出すのが難しく、多くのセカンドドライバーがそうであったように、角田も頭を悩ませている。

 結果を考えれば、徐々に慣れてきているようにも見える角田。だが、より高水準の走りを求めるレジェンドからは叱咤激励が飛んでいる。1997年のF1王者であるジャック・ヴィルヌーヴ氏は、英衛星放送『Sky Sports』において「ツノダがそこにいるのはホンダのおかげだということを思い出すべきだ」と糾弾。やや安定感に欠ける現状に不満を露わにした。

「昨年、レッドブルは彼を本隊に昇格させなかった。なぜなら、彼を望んでいなかったからだ。そして、昇格したのは、リアム・ローソンが力不足だったから仕方なくそうした」

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