「史上最悪のワールドカップ」敗退に怒り爆発 米国に翻弄されたイラン代表主将がFIFAに本音「公平だったか? いや、不公平でしかなかった」【W杯】
イランを力強く支えたタレミ(9番)。彼は大会後に内に秘めていた本音をぶちまけた(C)Getty Images
激動の日々を終えたイラン代表の面々から溜まりに溜まった怒りが爆発した。
現地時間6月27日に北中米ワールドカップ(W杯)はグループリーグの全日程を終了し、決勝トーナメントに進出する32チームが決定。G組3位となっていたイランは、各組の3位となった成績上位8か国による決勝トーナメント進出に望みを残していたが、8位のセネガル代表と得失点2差で勝ち残れなかった。
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もっとも、彼らが置かれた立場を思えば、「良く戦った」と評価するのが妥当だろう。ホスト国の一つであるアメリカと軍事衝突が続いているイランは、大会前以前からさまざまな問題を抱えていた。
開幕を目前に控えた5月には、アメリカへの入国に必要なビザが選手と監督を含めた「必要最低限」のスタッフにしか付与されず……。アメリカを拠点とするはずだった大会期間中の合宿地もメキシコに急きょ変更。さらにグループリーグの初戦と第2戦は、試合前日にロサンゼルス入りし、試合終了とともにベースキャンプ施設のあるティファナ(メキシコ)へととんぼ返りとなる過酷な移動を強いられた。
大会を主催する国際サッカー連盟(FIFA)からもサポートを満足に受けられず、過酷な日々を送った“チームメッリ(国民のチームの意。イラン代表の愛称)”。自由な移動を認められた他チームの状況を考えれば、彼らが「公平」な立場にあったとは言い難い。
エジプトとの最終戦後、米メディア『The Athletic』などの取材に応じた主将のメフディ・タレミは、「これは史上最悪のワールドカップだ。本当にひどすぎる。FIFAはあらゆる問題を解決すべきなのに、最初から何も解決できていないし、しようともしていなかった」と怒りを爆発させた。
開幕前には「私たちはサッカーをするためにここに来ている」と多くを語ろうとせず、ノイズをシャットダウンしていたタレミ。しかし、さまざまな困難に直面する中で溜まった不満やストレスは相当なものだった。












