「陳腐なものになる」3位争いが物議を醸した48か国制に批判噴出 “恩恵”を受けたガーナ監督が異論「カネがものを言う時代になった」【W杯】
ガーナを率いて今W杯を戦っているケイロス監督。マンチェスター・ユナイテッドでのコーチ経験を持つ名トレーナーには、48か国制に思うところがあるようだ(C)Getty Images
まもなく白熱必至の決勝トーナメントの幕が上がる。現地時間6月27日、絶賛開催中の北中米ワールドカップ(W杯)は、全12組によるグループリーグの全日程が終了。決勝トーナメントに進出する32チームが出揃った。
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史上最多となる48か国が参加している今大会は、アメリカ、メキシコ、カナダによる3か国共催。文字通り国をまたいだビッグトーナメントとなっている。大会を取り仕切る国際サッカー連盟(FIFA)は、W杯出場経験に乏しい国、あるいは未経験の国が出場権を得れば、競技自体のさらなる発展と普及に繋がると出場国枠の拡大を決断した。
実際、初出場ながら決勝トーナメント進出を決めたアフリカの島国カーボベルデや、28年ぶりの出場で2位通過を果たしたノルウェーなど、W杯に縁遠かったチームの躍進も目立っている。
一方でW杯の質や価値が低下しているという懸念も示されている。ガーナ代表を率いるポルトガル人のカルロス・ケイロス監督は、母国紙『O Jogo』などの取材に対して「現状の参加数では、ワールドカップの価値と存在意義は大きく損なわれる。ワールドカップ出場権を獲得することは、本来は稀なことであるべきだ。グループリーグはウォーミングアップのようなものじゃないか」と強調した。
無論、48か国に増えた影響はビジネス的なメリットも小さくない。例えば、今大会を通した収益が110億ドル(約1兆7785億3500万円)以上とされるFIFAが設ける放映権料は急騰の一途を辿っており、日本では地上波放送が消えるという可能性さえも危惧されている。
そうしたビジネス重視の運営に異を唱えるケイロス監督。かく言うガーナ代表はグループLで3位に終わったものの、同順位の成績上位8か国に与えられる決勝トーナメント進出権を獲得していた。いわば、FIFAが生んだレギュレーションの恩恵を受けているわけである。












