最強左腕スクバル獲得の裏、投手運用を含めたポストシーズンの“ウルトラC”を近鉄OB佐野慈紀氏が考察「大谷も短いイニングをリリーフとして投げるだけなら…」
チームに合流したスクバルがどんなパフォーマンスを示すのか(C)Getty Images
野球評論家の佐野慈紀氏が現在の野球界を独自の視点で考察する「シゲキ的球論」。今回は電撃トレードで最強左腕、タリク・スクバルを獲得したドジャースの大事なポストシーズンに向けた投手運用をクローズアップする。
ずっとささやかれていた噂が現実のものとなった。
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トレードデッドライン間近となった現地時間8月2日、ドジャースはタイガースと3対1の交換トレードが成立したことを発表した。
スクバルは早速チームに合流、4日の敵地で行われるカブス戦で移籍後初となる先発マウンドに上がる。
佐野氏はこの電撃補強について、戦略上の大きなメリットを挙げる。「これによって今離脱しているスネルやグラスノーの復帰を前倒しにする必要がなくなった」と指摘。すでに2投手はチーム合流に向け順調なステップを踏んでいるが、先発陣の層を厚くすることで、復帰までの道を十分な余裕を持って取り組めるとした。
さらに現在、左ひざ、右上腕二頭筋の不安を抱え、登板を控えている大谷に対しても、大きなメリットをもたらすという。
「スクバルを獲得したことでポストシーズンを目指して、『膝をきっちりメンテナンスしよう』という球団側のメッセージを納得させられる」と、“投げたがり”で知られる大谷についても十分な猶予が生まれたことを歓迎した。
すでに米メディアでもドジャースのポストシーズンの先発投手運用について予想が始まっている。スクバルをはじめ山本由伸、復帰が見込まれるブレーク・スネル、タイラー・グラスノ―らの名前が上がる中、佐野氏は「ウルトラC」のプランを提示する。
それが、大谷のプレーオフにおける「リリーフ起用」だ。「二刀流の負担を考えれば、プレーオフで短いイニングを何試合かリリーフとして投げるだけなら、来季の先発復帰に向けた疲労も最小限に抑えられる」ときっぱり。













