合意間近だった鈴木彩艶のパリSG移籍破談を生んだ? 伊紙が伝えた“仲介者”の「法外要求」とは 激動の交渉で日本代表守護神が望む「説得力のある提案」
パルマからのステップアップを図れるか否か。今夏の鈴木を巡るあらゆる交渉は激動の展開を見せている(C)Getty Images
怒涛の展開によって日本代表守護神のパリ・サンジェルマン移籍は実現しなくなった。
現地時間8月15日、スポーツ専門ラジオ局『RMC Sport』をはじめとする複数のフランス・メディアは、鈴木彩艶のパリSG移籍が破談。サインに向けた最終フェーズに入っていた交渉が土壇場で立ち消えたとショッキングに伝えた。
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日本サッカー界にとってのエポックメーキングな契約は合意間近だった。『RMC Sport』によれば、今週末にメディカルチェックを完了させる意向だったパリSGは、特別な許可を得てイタリアにプライベートジェットを派遣。鈴木と関係者をピックアップし、クラブ間での関係書類の確認作業も進められていたという。しかし、サイン間際で鈴木側から飛んだ要求が全てに待ったをかけた。
舞台裏をすっぱ抜いた同局によれば、鈴木の代理人、もしくは仲介業者が契約に際する手数料500万ユーロ(約9億2179万円)の支払いを要求。さらに2シーズン目からの正GKとしての起用保証に加え、レンタル放出はチャンピオンズ・リーグに出場するクラブ限定という特記条件を突きつけたという。とりわけ手数料金に対して「強い不快感」を露わにしたパリSGの経営陣は、ただちに交渉を中止。文字通りの目前で話は流れた。
もっとも、鈴木側の要求に、百戦錬磨のパリSG経営陣が不快感を露わにするのは必然だったのかもしれない。仏大手紙『L’Equipe』のロイック・タンジ記者は、同国において代理人に支払う手数料の上限は、選手が得る報酬額の10%と定められており、500万ユーロはそれを超過していたと説明。「代理人や仲介業者がこうした案件で報酬を得ることはあるが、パリSGはスズキとの交渉においては拒否した。その規模が単純に違法だったからだ」としている。
客観的にも、鈴木側のオーダーは「行き過ぎていた」と見られている。日夜、ありとあらゆる移籍情報を発信しているイタリアの大手紙『Gazzetta dello sport』は「すべては決まったかに見えた」と記した上で、「クラブ間はおろか、本人も年俸額に同意していた。しかし、代理人あるいは仲介者の過剰な要求が原因となって、合意寸前だった交渉は終わりを迎えた」と断じている。













