「差は歴然だ」米局アナリストが、まさかの“満場一致”でカブス外野手をMVP厳選! 大谷翔平が評価されなかったワケとは?「守備は軽んじるべきではない」
投打で確かな働きを見せた大谷(C)Getty Images
なぜ大谷はカブス外野手との比較論で「負けている」のか
ともすれば、意外な結果と言えよう。現地時間8月26日、米スポーツ専門局『CBS Sports』は「ショウヘイ・オオタニとピート・クロウ=アームストロングのどちらがナショナル・リーグのMVPを受賞するか」と銘打った特集記事を掲載。意見を求められた4人の専門家たち全員が、後者を選んだ。
あくまで主だった成績上は「互角」と言っていいのかもしれない。
まず、大谷翔平(ドジャース)は、投打でしっかりと“結果”は残している。打者としては、打率.288、30本塁打、80打点、長打率546、出塁率.388、OPS.934と高水準のスタッツを記録。一方で投手としては左膝を痛めた影響で現地時間7月3日のパドレス戦以来、登板を見送っているものの、14先発で、防御率1.79、WHIP0.95、奪三振率9.98とハイパフォーマンスは見せていた。
一方のクロウ=アームストロングも圧巻だ。「40-40(年間40本塁打&40盗塁)」にも到達する勢いを維持する24歳は、打率.276、33本塁打、83打点、32盗塁、出塁率.374、長打率.550、OPS.924とリーグトップクラスのスタッツを記録。直近7試合では打率.179、長打率.464とやや低調傾向にあるが、それでもゴールドグラブ級の守備力は健在。レギュラー野手としてカブスに違いを生み出している。
打撃だけでは甲乙がつけがたく、比較論も過熱している両雄だが、『CBS Sports』のエキスパートの考え方はハッキリとしている。まず、「二人の打撃成績はほぼ同等だが、走塁はPCA(クロウ=アームストロングの愛称)が球界屈指。だから、PCAに投票する」と断言したマーク・アクシサ氏は「オオタニの14回の先発登板はいずれも内容が素晴らしく、非常に貴重なサンプルだ。しかし、PCAの計1100イニングに及ぶ守備は軽んじるべきではない。おそらく球界のどのポジションよりも優れているし、桁外れだ」と語った。
さらに「オオタニがいないドジャースと、PCAがいないカブスを想像してみてくれ。どちらがチームに欠かせない頼れる選手かは明白だ」とするケイト・フェルドマン氏は、こう論じている。
「現時点でMVPレースの主役はクロウ=アームストロングだ。彼の守備での貢献度を測るのに、『平均以上のアウト数(Outs Above Average)』のランキングや守備ランバリューなどの指標はもはや必要だとすら思わない。彼は派手なハイライト映像で映えるような豪快なプレーだけではない。彼は飛んできたボールをすべて確実に処理し、時に不可能だと思えるような打球すらも簡単に捌いてしまう」













