今秋は「投手」が豊作? 織田翔希だけじゃないドラ1を狙える怪腕たち 識者が厳選した高校生ドラフト候補“神セブン”
今夏の甲子園こそ出場を逃したが、声価が高まっていた前田(C)産経新聞社
二刀流で大成する可能性を秘めた大器
2026年のドラフト会議まで2か月を切った。今年も近年に傾向を強めている大学生の“即戦力”選手が指名の中心と見られているが、春から夏にかけて評価を上げてきた高校生が多いのも事実だ。
今回は、今秋のドラフトで、特に評価が高くなりそうな高校生のドラフト候補7人をピックアップして紹介する。
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菰田陽生(山梨学院/投手兼内野手/右投げ右打ち)
最大の魅力は投手としても、野手としても、規格外のスケールを備えているという点だ。特に「右の大砲候補」という希少性の高さから野手として評価する声が多いのではないだろうか。
選抜でも初戦の長崎日大戦で初球のカーブを完璧にとらえてレフトポール際に運び、左手の骨折からの復帰戦となった夏の山梨大会の韮崎戦でも軽々と左中間の最上段への一発を叩き込んで見せた。2年の秋以降はゆったりとボールを呼び込めるようになりパワーがさらに生きるようになった印象を受ける。
一方で、投手としても最終学年こそわずかな登板に終わったが、好調時の150キロ前後のストレートは、来ると分かっていても捉えるのが難しい球威がある。いずれにしても、二刀流としてプロ野球界で大成する可能性を秘めた大器であることは間違いない。
織田翔希(横浜/投手/右投げ右打ち)
今夏の甲子園で最も強烈なインパクトを残したと言えるだろう。昨年度の優勝校である沖縄尚学と対峙した初戦で8回2/3を投げ、12奪三振、2失点で勝利投手となると、続く日南学園戦ではリリーフ登板をして甲子園大会歴代最速となる156キロをマーク。準々決勝の花巻東戦ではその156キロを7度計測し、見事に完封勝利をおさめて見せた。
186cm、80kgと身体つきはまだ細身だが、長いリーチを生かした強烈な腕の振りと、指先の感覚の鋭さは天下一品。出力の高さは大学生、社会人を含めても屈指の存在である。変化球もスプリットとスライダーは打者の手元で鋭く変化し、空振りを奪えるボールだ。MLB球団のスカウトマンたちも高く評価していると言われており、進路についての判断についても注目が集まる。
前田侑大(高岡商/投手/左投げ左打ち)
今年の高校3年生世代の左腕で一気に評価を上げてきたのが前田だ。4月に行われたU18侍ジャパン候補の強化合宿で140キロ台後半のスピードをマークして注目を集めると、夏の富山大会では150キロ以上の速球を連発。チームは先発を回避した準決勝の高岡商戦で敗れたが、甲子園出場経験のない選手で唯一、U18侍ジャパンにも選出された。
173cmと上背はないが、下半身の使い方が上手く、スムーズに体重移動して楽に腕を振って150キロ前後のストレートを投げる。高校生左腕にしては制球力も悪くなく、三振を奪えるのも大きな魅力だ。この9月に行われるU18アジア選手権でのアピール次第では、1位指名の可能性もありそうだ。













