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「こんなことがあるのか」日本男子が中国撃破で示した新時代の到来 “負けた後がとてつもなく強い“王国のリベンジは…卓球界は“歴史の分岐点”へ【アジア大会】

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張本が抜群の勝負強さを発揮してチームを牽引した(C)Getty Images

 アジア競技大会卓球競技の男子団体決勝で、日本は3-2の激闘で中国を破り、60年ぶりの優勝を果たした。60年前の同大会には中国は政治的理由で不参加だったため、中国を破っての優勝は大会史上初となる。この規模の大会の男子団体で日本が中国を破ったのは、1957年世界選手権と1972年アジア選手権のみである。つまり、ほとんどの年齢層の人は日本が中国に勝ったという報に接したことがない。勝つどころか、中国から勝ち点を挙げることさえ難しく、2010年代の10年間をとおして、リオ五輪で水谷隼が許昕に勝った1点のみである。

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 それが2020年代に入り、世界選手権とアジア選手権で日本が中国を2-3の土壇場まで追い詰めることが立て続けに起こっており、打倒・中国の“水位”がかつてないほどに高まっていた。力が拮抗しているのだから、確率的に考えれば、それが起こるのは時間の問題だったと言えるが、それでもラストで温瑞博が松島のバックドライブをネットにかけた瞬間は、見たことが信じられない思いだった。「こんなことがあるのか」と。

 それにしても張本の団体戦での強さは格別である。今大会を含め、2020年以降に日本は男子団体で中国から合計7点を取っているが、そのうちの実に5点が張本によるものなのだ。これに、2点を取っている松島、その他の選手がさらに伸びて行くと、日本男子が本格的に中国を凌駕する時代の到来も決して夢ではない。

 しかし中国は一度負けてからが強い。恐ろしく強い。男子団体で日本に敗れた中国は今大会、女子団体と男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスの6種目を総ナメにした。優勝しただけではない。男女ダブルス決勝こそ日本vs中国となったが、男女シングルスと混合ダブルスの3種目が中国選手同士の決勝となった。

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