観る、知る、楽しむ――世界最高峰スポーツの感動と裏側を日常に届ける総合メディア

上田綺世の好調は吉兆だが…アジア杯へ残る課題 「引かれた相手」を打ち破る“第二の得点源”は誰になるのか

タグ: , , 2026/10/6

上田が突出しているだけに、彼のバックアップを見つけるのは難しい作業だ(C)Getty Images

 9・10月シリーズ4連戦のラストとなった10月5日のニュージーランド戦(東京・国立)。これまでの3戦はウルグアイ、ベネズエラ、エクアドルという南米勢だったが、今回の相手はオセアニアの雄。2027年アジアカップ(サウジアラビア)にはオーストラリアも参戦してくるし、高さと強さに秀でるイランやイラクのような相手もいる。そういう意味で、今回は3か月後の大舞台に向けての絶好のシミュレーションの場となった。

【動画】わずかな隙も見逃さない嗅覚 上田綺世がNZ戦で決めた先制点の映像

 開始早々の50秒に背番号10・堂安律(フランクフルト)が強引なミドルシュートを放ったように、この日の日本はフィニッシュの姿勢を前面に押し出した。ここまで3試合でシュート数が全て1ケタ。この現状を変えるべく、名波浩コーチが2026年北中米ワールドカップ(W杯)のスーパーゴール集を見せた効果も少なからずあっただろう。

 ここから日本が主導権を握り、押し込む展開になったが、相手の5-4-1の守備ブロックは強固で、なかなかこじ開けられない。森保一監督が2024年3月シリーズ以来の4バックにトライしたこともあり、選手たちもややスムーズさを欠いた部分も見て取れた。

 それでも、28分に右サイドの連動した崩しからのクロスをエースFW上田綺世(リール)が仕留めて首尾よく先制。ようやく1点を奪えたという安堵感が東京・国立競技場全体に広がったが、わずか3分後にカウンターから被弾。瞬く間に同点に追いつかれてしまう。アジア相手もこういうシーンがしばしば散見されるが、こういったミスを減らすことも悲願の王者への絶対条件だろう。

 1-1で迎えた後半。日本は交代なしでそのまま戦ったが、またも一方的に攻め込みながら追加点が奪えない。そこで森保監督は64分に伊東純也(ゲンク)らを3枚替え。その伊東を右サイドバック(SB)に置く奇策を披露。さらに中村敬斗(リヨン)を左MFに入れ、そのワイドで一気に流れを引き寄せる。そして71分に中村のドリブル突破からのマイナスクロスを右から侵入してきた堂安が仕留め、ついに勝ち越しに成功。その後も上田のゴールがオフサイドになる不運はあったが、何とか2-1で勝ち切り、今シリーズ4連勝。「キリンカップサッカー2026」でも優勝し、アジアカップに向けて弾みをつけた。

「今日のような引かれた相手というのは、特に現代サッカーでは本当に崩すのが難しくて。今日も苦戦はしましたけど、こういうのがアジアカップでは基本になってくる。今日は4バックにトライしましたけど、引かれた相手に対してもっともっと脅威になれるように攻撃の部分をもっとよくしたい」とボランチとトップ下でプレーした鎌田大地(クリスタルパレス)はまだ改善の余地があると感じている様子だった。

関連記事

「サッカー」新着記事

『CoCoKARAnext』編集スタッフ・ライターを募集

CoCoKARA next オンラインショッピング

PICK UP ユメロン黒川:寝姿勢改善パッド「nobiraku」 寝ている間が伸びる時間

腰が気になる方!腰まわりの予防に、試してみませんか? 寝ている間が、ととのう時間。 nobirakuはパフォーマンス向上の為の“大人のお昼寝”にも最適!

商品を見る CoCoKARAnext
オンラインショップ

おすすめコラム