過去には2度復帰した外国人スラッガーも 「独立リーグからNPBへの復帰」を果たした選手たち

タグ: , 2020/8/30

 ヤクルトが元阪神で現在は独立リーグの四国アイランドリーグplusの香川でプレーする歳内宏明投手の獲得へスカウティング活動を本格化させていると、複数のメディアが報じた。

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 歳内は福島・聖光学院から2012年ドラフト2位で阪神に入団。ただ故障などもあり1軍では通算57試合の登板に終わり、昨季限りで戦力外通告を受けた。今季は香川でプレー。そこで9試合に投げ5勝0敗、防御率0・42と圧倒的な成績を残していた。そこに白羽の矢が立った。

 では過去に独立リーグから日本プロ野球に復帰し、活躍したのはどんな選手がいたのだろうか。


 現在も現役としてプレーしており、筆頭格に挙がるのが阪神・藤川球児投手だ。

 藤川は2015年5月、レンジャーズの40人枠を外れ事実上の戦力外扱いに。6月に四国アイランドリーグplusの高知に入団した。この年は独立リーグでプレー。オフに古巣・阪神へ復帰を果たした。

 その後はかつての直球の切れを取り戻して復活。昨年は56試合で4勝1敗16セーブ、防御率1・77の好成績を収めた。今季は不調で2軍との行き来が続くが、2016年からの4シーズンは毎年40試合以上に投げ続けている。

 ただし、藤川の場合はメジャーから日本球界へ順応するための、調整期間として独立リーグを純粋なステップの場とした色合いが濃い。実兄が四国の球団フロントを務めており、生まれ故郷でもある地元への奉公という目的もあった。

 他には独立リーグからNPBへの復帰第1号である山田秋智親(ソフトバンク→四国・九州IL福岡→ロッテ)、正田樹(日本ハム→BC新潟→ヤクルト)、金森敬之(日本ハム→四国・愛媛→ロッテ)、小林宏之(阪神→BC群馬、信濃→西武)、三家和真(広島→BC信濃、石川→ロッテ)、岩本輝(阪神→BC福井→オリックス)、古村徹(DeNA→四国・愛媛、BC富山→DeNA)らがいるが、NPB復帰後はあまり良い成績を残せていないのが現状だ。

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