空振りはわずか3回…大谷翔平から3本塁打のヤンキース打線にエンゼルス監督は「何かがおかしい」
大谷は自己ワーストの3本塁打を浴びるなど、いいところなく今季4敗目を喫した。(C)Getty Images
大谷翔平を完全攻略したヤンキース打線に指揮官も驚きを隠せない様子だった。
現地6月2日(日本時間3日)、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は、ヤンキー・スタジアムで行われたニューヨーク・ヤンキース戦に「2番・投手兼DH」で先発出場した。投手では3回4失点で、自己ワーストの3本塁打を浴びるなどし、今シーズン4敗目を喫した。打者では4打席目に3試合連続となる安打を放ち、4打数1安打を記録したものの、一塁牽制でアウトになる場面もあった。
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今日の“投手”大谷は明らかに本調子ではなかった。序盤から制球に苦しみ、初回にヤンキースのマット・カーペンターに先頭打者弾を浴びると、4番のグレイバー・トーレスにも直球をスタンドまで運ばれた。さらに3回にはリーグトップの本塁打数を誇るアーロン・ジャッジにソロホームランを打たれるなど、強力ヤンキース打線に3発を被弾した。また、前回登板では10奪三振を記録した大谷だが、今日はわずかの2奪三振で、41スイング中3度しか空振りを奪うことができなかった。
エンゼルス番記者のジェフ・フレッチャー氏は自身のTwitterで、試合後のエンゼルスのジョー・マドン監督のコメントを投稿。同監督は「珍しいことで、何かがおかしい。ヤンキースは球種を読むのが非常に上手で、我々はもっと気を付けないといけない」と相手に大谷の球種や癖を見抜かれた可能性を指摘しつつ、「ズルをせずに見抜いているのであれば、全く問題ない」とも言及したという。空振り率6.7%という異常なデータから、かつてアストロズが犯したような“サイン盗み”の可能性も頭をよぎったのだろう。
投手で本領発揮とはいかなかった大谷は、ダブルヘッダーの2戦目にもDHとして出場。しかし、2戦目も快音は聞かれず、チームも1-2で敗れている。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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