筋肉の鎧を身にまとった「ウェイトルームの主」の現役引退で思うこと

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  「J.T. STRENGTH & CONDITIONING」の代表取締役社長として活動しているJ.T.(高橋純一)と申します。今回はDeNA・加賀繁投手の引退についてお話させて頂きます。


 先日、加賀投手の引退試合が行われました。幾度も好勝負を繰り広げてきたバレンティン選手のメッセージは心が温まると共に、誰からも愛される加賀の人柄を象徴する素晴らしい引退セレモニーでした。私が15年、16年とDeNAのファームチーフトレーナーだった時期に時間を共にすることがおおくありましたが、彼ほどストイックな選手はなかなかいません。努力家で我慢強い。元々日本人離れした筋肉で腹筋もバキバキに割れていました。身にまとった筋肉の鎧は努力の証です。体全体に負担が掛かる投球フォームであることを自覚していたのでしょう。ウェイトルームでは徹底的に自分を追い込んでいました。彼のすごいところは力を入れながら筋肉の隅々まで意識して長時間やることです。自分で課したメニューを終えるまで絶対にやめない。一番最後までいつも残ってトレーニングしていたため、トレーナー陣は尊敬の念も込めて「ウェイトルームの主」と呼んでいました。

・合わせて読みたい→
林昌範が驚いた 現役引退するDeNA・加賀のプロ意識とは(https://cocokara-next.com/athlete_celeb/shigerukaga-retirement/)

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