侍ジャパンが強力アメリカ打線を抑えられた要因は?日本一の投手コーチが回答「力みが良い方向に出た」「90点以上を付けてもいい」
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侍ジャパンは3月22日、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で前回大会優勝国のアメリカを3-2で下し、14年ぶり3度目のWBC制覇を果たした。
メジャーリーグのトップスターが並んだ強力なアメリカ打線を、日本の投手陣はソロ本塁打2本の2点に抑えた。果たして、その要因は? 現役時代に最多勝や最優秀防御率など数々のタイトルを獲得し、引退後はダルビッシュ有や田中将大らを育てた”日本一の投手コーチ”佐藤義則氏に話を聞いた。
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「アメリカとの決勝では、日本の強さが出た」
端的にそう語った佐藤氏は、「日本の強さ」について次のように続けた。
「ピッチャーがしっかり投げて、その中で村上(宗隆)と岡本(和真)に一発が出た。日本のホームランキング2人が打ってくれた最高の試合だったね。相手にも2本のホームランを打たれたけど、侍ジャパンの投手陣はボールの力もあったし、素晴らしかった」
好投を見せた投手陣のなかでも、「特に良く見えたのは、高橋(宏斗)と伊藤(大海)」だったという。高橋については「ノースリーから相手が振ってくれてセンターフライになった場面は助けられたけど、ベースの上で勝負できているからやっぱり相手も振ってくれる」としつつ、両者とも「追い込んでからのフォークボールがしっかりと決まっていた。フォークに速さもあったし、ボールからボールだと見送ってくるけど、ストライクからボールになる球を投げていた」と評価した。