セ・リーグにはいない…ソフトバンクを支える頼もしい「懐刀」とは
林昌範です。日本シリーズは連日のハイレベルな熱戦で盛り上がっています。広島はリーグで3連覇を達成し、ソフトバンクは最近5年間でリーグ優勝が3度で今季は2位から下克上で日本シリーズ進出と両球団の選手たちは大舞台に慣れています。個人的に見ても打線の破壊力、守備力、先発投手の力はほぼ互角だと思います。ただ広島や他のセ・リーグの球団にいないタイプで、ソフトバンクの「懐刀」としてチームに不可欠な選手がいます。僕は救援陣の屋台骨を支える嘉弥真投手の存在が非常に大きいと思います。
日本シリーズは4戦を終えてソフトバンクが2勝1敗1分と優位に立ちましたが、力は拮抗しているので試合終盤まで接戦の試合が多いです。
嘉弥真投手が投げる場面は勝負の分岐点です。3戦目は6点リードから広島が安部選手の満塁弾などで1点差に迫られた8回1死に登板。広島打線が勢いに乗った中での登板でしたが、田中選手を空振り三振。菊池選手を右飛に仕留めて反撃を断ちました。4戦目も3点リードの8回に登板。1番から始まる「タナキクマル」を三者凡退で切り抜け、9回の守護神・森投手にきっちりつなぎました。
1 2