2024年の新人王は誰だ? 有望新人から有資格の若手まで 今季の注目ブレイク候補5人を選出!

タグ: , 2024/1/25

新人王を手にするのは誰か。若手の奮起も見どころのひとつだ(C)Norifumi NISHIO、Tsutomu BEPPU

 2月のプロ野球キャンプインが迫る中、今季新人王の資格を持つブレイク候補たちを5人選んでみた。

 まずは、昨年のドラフト会議で3球団競合の末に西武に1位指名された武内夏暉(国学院大)だ。最速153キロ左腕の武内はツーシームやカット、スライダー、カーブ、チェンジアップなど変化球も多彩で、国学院大学時代には昨年秋の東都1部リーグでベストナインと最優秀防御率(0.97)に輝いている。

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 西武はエースの髙橋光成を筆頭に、昨季チームトップの11勝を挙げた平良海馬、今井達也の3本柱がおり、プロ2年目で9勝を挙げた隅田知一郎ら豊富な先発陣が揃う。彼らと共にプロ1年目から開幕ローテ入りを目指すことになる武内だが、1年目から2ケタ勝利を狙える力を十分に備えている。

 野手ではDeNAのドラフト1位・度会隆輝(ENEOS)に注目だ。武内と同じく3球団が競合したスター候補は、1年目からブレイクの予感が漂う。

 父は元ヤクルトの度会博文氏で、背番号も父が現役時代につけていた同じ「4」を背負いプレーする。首位打者を狙える打撃技術と、俊足強肩が持ち味の21歳外野手は1年目から「開幕スタメン」の可能性もある。

 昨年のドラフトでは他にも巨人の西舘勇陽(中大)、日本ハムの細野晴希(東洋大)といった即戦力として期待される逸材が多く入団した。彼らもまた同じく1年目から活躍が期待されるだけに、今季はルーキーたちの熱い新人王争いが繰り広げられるかもしれない。

 ルーキーだけではない。昨年はセ・リーグが阪神の村上頌樹、パ・リーグが山下舜平大と、共に入団3年目の選手が新人王に選ばれているだけに、今季も候補はさらに多く存在する。

 中でも投手では阪神の高卒2年目・門別啓人もそのひとりだ。昨季一軍で2試合に登板した2022年のドラフト2位左腕は、今季も新人王の資格を保持している。

 岡田彰布監督からの期待も高い19歳は、昨季ファームで12試合に登板して防御率2.78の成績を収めており、村上に続き新人王を獲得すれば、阪神から2年連続での受賞は球団史上初となる。

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