投手デビューで示した中日・根尾のポテンシャル 大谷とは違う22歳にしかできない二刀流の形とは

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 試合後、立浪監督は「また、こういう展開で投げることはあるかもしれない」と説明。その上で「これからいろいろなことを考えないといけない。いろんな見方や、いろんなことを言われると思うが」と今後の本格的な投打二刀流挑戦への含みを持たせた。

 裏での練習内容はうかがい知れないが、少なくとも満足な投球練習を日々重ねているとは想像しがたい。それでいて、本職の投手と見紛うような立派なフォームから、最速150km、常時140km台後半の直球を投げ込み続けた。本格的に挑戦したのならば--。誰もがその先が見てみたくなったはずだ。

 投打二刀流といえば誰もがエンゼルス・大谷翔平の勇姿を思い浮かべる。だが、何も大谷の後を追う必要はない。例えば遊撃を守りながら、ワンポイントとして右打者相手にマウンドに上がる。または終盤、7、8回のマウンドを勝ちパターンの一角として託される。大谷にはなれなくても、根尾にしかできない二刀流のスタイルがあるはずだ。誰にでもできるわけではない。だからこそ、挑戦する価値がある。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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