DeNA交流戦Vほぼ確定もリリーフ陣に懸念 山崎康晃は配置転換すべきか

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山崎の調子が上がってくれば、DeNAの戦い方はさらに安定するはずだ(C)CoCoKARAnext

 6月19日の試合で日本ハムに競り負けたDeNA。勝てば交流戦優勝が決まる大一番で、両軍計15人の投手が登板する総力戦となったが、10回に山崎康晃万波中正に決勝ホームランを許して敗れた。交流戦優勝は2試合を残している楽天の結果次第となったが、楽天がその2試合で合計30点差以上で連勝する必要があるため、DeNAは実質的に交流戦初優勝を手にした。しかし、そんな喜びも薄まるほど、19日の試合はリーグ戦再開を前に、大きな不安が露呈した内容だった。

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 まず敗戦投手となり、チーム最多タイの4敗目を喫した山崎。奪三振率は10.57と昨シーズン(6.96)を上回っているが、被打率.298、WHIP1.43という数字からもわかる通り、3者凡退がとても少ない。かつて巨人の監督を務めた長嶋茂雄氏は「ベイとの試合は8回までが勝負。最後は大魔神が出てきますから」と佐々木主浩氏を絶賛していたが、現在の山崎は相手チームに絶望感を与えるほどの存在感を発揮できていない。

 DeNAは交流戦明け、オールスター明けでのクローザーの配置転換も視野に入れた戦いが求められる。守護神交代の現実味を帯びてくる中、“代魔人”候補の三嶋一輝と伊勢大夢も19日に失点している。どちらも1アウトも取れず、ランナーを残して降板するという内容。三嶋は4月に好リリーフを見せて3勝を上げるなどリリーフ陣を牽引し、伊勢も開幕直後は調子が良く、無失点記録を21試合まで伸ばした。しかし、最近はどちらもピリッとせず、三嶋は防御率3.93と勝ちパターンとして起用するには不安が残る。伊勢も防御率2.28と数字自体は悪くないが、6月の月間防御率は7.94と疲れが見える。

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