実績か、若さか、安定か、底力か。4者4様のDeNA守護神バトルは先の見通せない熱い競争に

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 守護神の座返り咲きへ、鼻息が荒いのが山﨑だ。名球会入りの条件でもある通算250セーブに、あと23と迫っている。「言葉にすることでモチベーションになる。抑えとして9回を投げたい」と自主トレ期間中から繰り返し口にして、トレーニングを積んできた。このオフは新球としてチェンジアップの習得にも挑戦。23日の試合でもカウント0-2から並木に投じ、123キロという緩急差でタイミングをずらして三ゴロに打ち取った。

 セットアッパーとして存在感を示してきた伊勢は、プロ5年目を迎える。昨年12月の契約更改交渉後の会見では「抑えのポジションをつかみ取りたい」と意気込みを示した。森原は楽天時代の2020年にも4セーブを挙げた実績がある。

 そしてCSでは抑えを託されたウェンデルケンも残留し、来日2年目となる今季も健在だ。23日は宜野湾で居残り練習に汗を流し、自軍打者と実戦形式のライブBPに登板した。オースティンから落差のあるカーブで見逃し三振を奪い、上々の仕上がり具合を示した。

 果たしてDeNAの9回のマウンドは誰に託されるのか。実績の山﨑か、若さの伊勢か、安定の森原か、底力のウェンデルケンか。開幕までのオープン戦の登板内容が、大きな判断材料となっていくのは間違いない。4者4様の魅力がぶつかり合うなか、三浦監督の決断が注目される。





[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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